会員ニュース

牧野富太郎命名のハマデラソウの保存活動をします

濱田 喜代治 さん

 私は「助松公園美化プロジェクトチーム」を立ち上げ、各方面からの協力を得て、日々活動をしています。今年6月頃メンバーより「ハマデラソウが近辺に生育しているかどうか…」との質問がありました。確か助松墓地あたりに、とお返事をし自分でも探しに行ってみました。
 約半世紀ぶりに、ハマデラソウを発見しました。錆びついた案内看板の近くに直径5ミリメートルほどの小さく可憐な花が細々と命を繋いでいました。9月まで放映されていた朝ドラ「らんまん」の主人公、牧野富太郎博士が昭和7年に浜寺の海岸で発見し、命名されています。その後絶滅したとされていましたが、昭和61年に堺市で全国植樹祭が開催、ハマデラソウを蘇らそうと地元が動き、助松墓地での生存が確認され種を採取、堺市内各種団体が育てているようです。
 また、この看板は、当時泉大津市の小、中学校で教鞭をとられた(故)上久保文貴先生のご尽力かと推測いたします。
 なお、ハマデラソウが泉大津市、高石市、堺市あたりにしか生存していないのに絶滅危惧種でないのは、外来種(北米南部原産)のためらしいです。しかし近辺の地名の入った名前の、貴重植物ですので、今後はこのハマデラソウの保存活動をしていきます。各方面のご協力、興味関心を持っていただけるようにハマデラソウアピールコーナーを助松公園の一角に設けました(陶芸部・助松地区)

ハマデラソウ
助松公園の一角 に作った
ハマデラソウアピールコーナー

39回読売書法展に森元さんが入選
 森元美織さん(書部・浜地区)の作品「柳宗元の詩七言律詩」(写真左)が漢字の部で昨年に続き連続入選しました。京都岡崎のみやこめっせで9月6日から10日まで展示されました。

森元さんの作品

靖国神社みたま献詠句に多田羅初美さん、多田羅紀子さん入賞

英霊の父恋ひ続け木の葉髪
多田羅 初美
生れて消ゆ数多の命冬銀河
多田羅 紀子

第50回泉大津市展
文化協会会員入賞者

教育長賞

黒瀬 恵子「骨董屋」
武田 敬信「夕日に向かって」
農山 順子「藺草慶子の句」

文化祭実行委員長賞

川野 内匠「亀甲三重総透香炉・香合」

優秀賞

髙橋 健「桜霞」
山本 晃「日差し」
宮本 一郎「黄山」

佳作

西田 勝子「湖畔」
藤原 秋義「花器」
山野 澪子「詢簋銘」

武田さん
現代水彩画展で受賞

 第41回現代水彩画展で武田敬信さん(絵画部・大阪狭山市)の作品「雨上がり」(写真)が大阪市長賞を受賞。作品は令和4年10月4日〜9日まで府立江之子島文化芸術センターで展示されました。

武田 敬信   「雨上がり」  

きき初め邦楽特選
下村弘子さんが出演

 NHKFMラジオの「きき初め邦楽特選」に箏曲部の下村弘子さん(条南地区)が出演されます。放送日時は1月3日(火)朝7時20分からで、箏演奏演目は地唄蓬莱です。

下村弘子さん

子規斑鳩の里俳句
大賞

〈法隆寺管長長賞〉
千年の歴史の重さ塔の秋
山田 佳音

子規斑鳩の塔の
吟行句会で入賞

〔古賀しぐれ特選〕
夢殿の色なき風に放たるる
山田 佳音
〔和田桃特選〕
塔見えしよりコスモスの風と会う
多田羅 紀子

泉大津市民俳句大会

〔天〕山田 佳音(楠地区)
〔地〕辻  多津子(条南地区)
〔人〕須谷 友美子(下条地区)

畑中さん
おおさか川柳に入選

 令和4年11月21日付け産経新聞「おおさか川柳」欄に畑中昭さん(川柳部・条南地区)の川柳が掲載されました。お題は「物」でした。
オリックス物の見事に日本一
泉大津市 畑中 昭
【評】中七の「物の見事」がズバリの表現です。ヤクルトはセ・リーグで独走の首位でしたが、日本一を決めるシリーズでは中心打者が不調で、全員野球のオリックスが総合力で勝利しましたね。あべのハルカスに入る近鉄百貨店の記念セールはよく売れたようです。

なにわ美術展
西田、武田さん受賞

 第19回なにわ美術展で西田正義さん(条南地区)が優秀賞、武田敬信さん(大阪狭山市)が奨励賞を受賞しました。作品は令和4年11月25日〜30日まで エル・おおさか(北浜)で展示されました。

西田正義「泉州だんじり祭り幻想」
武田敬信 「雨上がり」

下村弘子さん NHKFMで 演奏

 筝曲部の下村弘子さん(菊多嘉弘子)が9月10日、NHKFMの「邦楽百番」で笹の露を演奏されました。日本の伝統文化を感じる優雅なひと時でした。

演奏する下村さん(左)

岸和田市展で受賞

 第73回岸和田市展の、書・日本画部門で小川仁さん(絵画部・浜地区)の日本画「熊野古道(発心門王子)」が文化協会会長賞を受賞しました。
 作品は岸和田マドカホールで6月12日~19日まで展示されました。

熊野古道(発心門王子 )

東光展で受賞と
新会員推挙

 第88回東光展で黒瀬恵子さん(絵画部・条東地区)がターレンスジャパン賞を受賞。そして新会員に推挙されました。
 作品は宝塚市立文化芸術センターで5月26日~31日まで展示されました。

骨董屋の店先

今宮戎神社献詠
入選

〈特選〉
吉兆の鯛人波の上に跳ね
多田羅 紀子( 浜地区 )
戎笹浪速を担ふ子の肩に
須谷 友美子(旭地区 )
〈佳作〉
福笹に一節ごとの福を結ひ
多田羅 初美 (条南地区)
初戎子に代参を頼みけり
多田羅 初美(条南地区) 
万博に浪速を託し初戎
山上 輝子(羽曳野市) 
句会果て十日戎の賑はいに
山田 佳音(楠地区) 
初戎水の大阪沸き上がる
植田 みよ子(高石市) 
〈入選〉
福笹の真中に揺るる絵馬の寅
多田羅 初美(条南地区) 

下村弘子さん
新年邦楽特選に出演

 筝曲部の下村弘子 (菊多嘉弘子 さんが、令和4年1月3日放送のNHKFM「きき初め 邦楽特選」に出演し、「蓬莱」を演奏します。

読売書法展
漢字部門で入選

 森元美織(峰麗)さん(絵画部・浜地区)の「袁枚の詩」が 第37回「読売書法展」の漢字部門で 入選しました。作品は京都市勧業館(みやこめっせ)で9月8日〜12日まで展示されました。

袁枚の詩
(横60cm、縦240cm)

現代水彩画展と
なにわ美術展で入賞

 第40回現代水彩画展で武田敬信さん(絵画部・狭山市)の「水都夕景」が大阪市教育委員会教育委員長賞を受賞しました。作品は大阪市立美術館に展示されました。また、第18回なにわ美術展で「となみ夢の平 夕景」が、こくみん共済COOP大阪推進本部長賞を受賞、エル・おおさか本館(中央区北浜)で展示されました。

水都夕景
となみ夢の平 夕景

住吉大社松苗神事
献詠で入選

〔入選句〕
苗木植う美し地球戻さばや
楠地区 山田 佳音

永田青嵐
全国俳句大会で受賞

〔拓殖大学長賞〕
夕焼けを追いかけて追いかけて海
浜地区 多田羅 紀子

十日戎献詠俳句展で
特選・入選

   今宮戎神社の十日戎をテーマに「福笹」や「十日戎」などの季節を用いて詠まれた献詠句展で川柳部の皆さんが特選や入選されました。

〔 特選 〕
古賀しぐれ選
福笹に疫病除けの札を足す
多田羅 初美(条南地区)
〔 入選 〕
商魂は 失ふまいぞ初戎
須谷 友美子(旭地区)
母買うてくれし福笹重かりし
多田羅 紀子(浜地区)
福笹の鯛流れゆくアーケード
植田 みよ子(高石市)

特選の多田羅初美さん

住吉大社松苗神事献詠
多田羅紀子さんが天位

〔 天位 〕
一鍬を入れ住吉の春動く

〔松苗神事とは〕
住吉大社は、いにしえ、御社殿近く海が迫り、白い砂浜に松林がつづく、風光明媚な土地柄でした。天明6年(1786)俳人加部仲ぬりとその妻吉女が、境内の松が枯れかけているのを惜しんで大伴政胤(大江丸)にはかって松苗の献木を斡旋し、それに添えて和歌・俳句の献詠を呼び掛け、翌年7年「松苗集」13巻の最初の1巻が奉納になりました。緑化運動の先駆けです。この故事を尊び、昭和15年より松苗神事を執行し、今日に至っております。

十日戎献詠俳句展でも入選
〔 入選 〕
稲畑汀子選
福笹を五輪マークの上に掛く

多田羅紀子さん